第六章 夜咲く花と、 散る花と

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「姶良。当麻さんを探して欲しい」  姶良の画像が、コクピットに映った。 「当麻さん!」 「はい」  良かった、ソニアに来ていた。 「戦闘機に乗っていいですよ。怪我人、増やしてきてください」 「そうね、了解」  五羅の元仲間であるのならば、操縦できるであろう。 今度、皆に戦闘機の乗り方を教えておこう。  桜川から戦闘機を離すと、宇宙空間で戦闘が始まる。 俺が戦闘できないのが、もどかしい。 俺はジュリアンの息子で、 生まれた時から戦闘機をおもちゃにしていた。  でも、響紀と当麻の腕も確かで、ソニアのサポートも良かった。 撃ち落とせはしなかったが、戦闘機が逃げ帰っていた。
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