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鬼城に到着すると、
俺は、一羅のいる本部に通されていた。
和室の小部屋で待っていると、和服の一羅がやってきた。
「一羅様、この度の失敗は、俺の落ち度です。
ご迷惑をおかけしました」
俺は、自分の失態を、素直に鬼城に謝罪した。
「内容は聞いているけど、まずは説明して」
部下でもある高麗を、言われるままに先方に渡してしまったこと。
そして、高麗を改造されてしまったこと。
本人の意思を尊重したが、
本来は、仕事(任務)が優先させねばならない事であった。
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