第七章 燃えるような夕日

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 鬼城に到着すると、 俺は、一羅のいる本部に通されていた。 和室の小部屋で待っていると、和服の一羅がやってきた。 「一羅様、この度の失敗は、俺の落ち度です。 ご迷惑をおかけしました」  俺は、自分の失態を、素直に鬼城に謝罪した。 「内容は聞いているけど、まずは説明して」  部下でもある高麗を、言われるままに先方に渡してしまったこと。 そして、高麗を改造されてしまったこと。 本人の意思を尊重したが、 本来は、仕事(任務)が優先させねばならない事であった。
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