第七章 燃えるような夕日

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「本当に、申し訳ありませんでした。 今後は、チームでの暴走を防ぐために、監視役を置きます」  やはり、伊万里をチームに加えよう。 冷静な目が、俺のチームには必要であった。 「それもあるけど、 桜川は宇宙でも有数の富豪というのもあってね」  一羅は、俺が頭を下げているのに、軽く肩を叩いてきた。 「しかも、桜川、冗談ではなく、本当に高麗を籍に入れていた。 高麗は、桜川の妻のポジションにいる」  富豪の妻。 しかし、同性婚で妻とは、どういうポジションであろうか。 「つまりは世帯主が桜川で、扶養家族が高麗なのかな」  きょとんとしている俺に、一羅が説明してくれた。
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