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要は、鬼城を辞めてくれということか。
任務放棄といっても、
高麗は、仕事ができない状態にされていたのだ。
機械を外されてしまっている。
「いいか、これは命令だ。
円満に解決しておけば、高麗には復帰のチャンスが出て来る」
引くしかないのか。
確かに、任務放棄は、規定で懲戒免職になる。
この場合は、復帰は望めない。
でも、自分から辞めた場合は、手続きをすれば復帰が可能になる。
「分かりました」
俺が頭を下げると、一羅がにっかり笑った。
「では、どこかに食べに行こう」
この前、奥さんに叱られたのではないのか。
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