第一章 仕事探しは前途多難
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「火の屋じゃない、 この方は鬼同丸の頭領、鬼城 大和だ」 袈裟丸、俺が火の屋と呼ばれ怒っていた。 さっきは、自分で俺の事を火の屋と言っていたが、 他人に言われるのは嫌いらしい。 「すまん、つい思い出したら口に出ていた。 しっかし、黒い目に、黒い髪、お人形のようだよね。 五月に飾るやつ」
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