82人が本棚に入れています
本棚に追加
けれど、一羅も亜空間経由で五羅に辿り着く方法を考えていたのか。
ウナギを食べてから、歩いて鬼同丸に向かった。
この道は、夕日に向かっている。
正面に大きな夕日があった。
こうやって、昔も仕事が終わると、よく一緒に帰った。
「大和、鬼城の呼び出しは、通信で済む内容だったような気もする」
そうでなければ、まるで、一羅が別れを告げに、俺を呼んだ気もした。
一羅を、孝太郎の元に行かせるわけにもいかない。
「親父に連絡を取ってみるよ。一羅は鬼城に必要だからね」
親父もゲートキーパーなので、何とかしてくれるかもしれない。
最初のコメントを投稿しよう!