第七章 燃えるような夕日

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「一羅さんは、本当に凄い人だよね」  山から鬼城の町を見る。 ここが平和で、皆が仕事をしているということが、 一羅の実力であるのだ。 誰も、鬼城家のある、この星に攻め入ろうとはしない。 「……失えないよね……」  一羅を、孝太郎の元へは行かせない。  鬼同丸に到着すると、伊万里が準備を終了していた。  伊万里は、荷物を纏め、玄関先で待っていた。 しかし、他に数名の姿も見える。
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