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「一羅さんは、本当に凄い人だよね」
山から鬼城の町を見る。
ここが平和で、皆が仕事をしているということが、
一羅の実力であるのだ。
誰も、鬼城家のある、この星に攻め入ろうとはしない。
「……失えないよね……」
一羅を、孝太郎の元へは行かせない。
鬼同丸に到着すると、伊万里が準備を終了していた。
伊万里は、荷物を纏め、玄関先で待っていた。
しかし、他に数名の姿も見える。
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