第七章 燃えるような夕日

17/28
前へ
/306ページ
次へ
「……伊万里、その方々は何?」 「新人だけどね、今回の仕事は、結構長期戦だろう。 しかも、亜空間が使えるからね、少し教えようかと思ってね」  こんなに新人がいたのか。 一羅の言う通りに、他の仕事も引き受けないと、 皆の生活費が捻出できないかもしれない。 「まあいいか。行こう」  百武が戻る時に、チームを再編成しよう。  宇宙船に乗り込むと、エンジンをかける。 そこで、悲鳴があがったので、 つい次の稼働のタイミングがずれてしまった。 「何?」 「どうも、生まれて初めて宇宙空間に出る新人がいる」  時季も、後ろが気になっていた。 大丈夫なのかと思いつつも、乗せてしまっていたので、船を出発させた。
/306ページ

最初のコメントを投稿しよう!

82人が本棚に入れています
本棚に追加