第七章 燃えるような夕日

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 高速で飛んでいるので、三日で到着するだろう。 自動操縦に切り変えると、コクピットで仮眠を取ることにした。 コクピット以外は、新人がうるさいのだ。 「腕枕しようか?大和」 「結構!」  操縦席で仮眠する。 誤って機器に当たることもあるが、 自動のスイッチを切らなければどうにかなる。  仮眠していると、コクピットに誰か入って来た。 殺意があれば目も開くが、どうも、ただ入り込んだだけらしい。 「やっぱり、かっこいいよね。俺達と、ほぼ同じ年なのにS級だし。 もう、おなじ組というだけで、自慢だよね」  新人は、組に入っているとはいわない。
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