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俺の存在が軽いので、孝太郎に飲まれそうになるのか。
俺は、目を開くと、心吾をまじまじと見た。
「融合は、それが限界なのか?」
「いいえ。あと二・三頭はいけますよ」
孝太郎に勝る比重の魂になれるのか。
「象とか馬か?」
「いや、クジラとかイルカが好きですね」
鬼城には海がない。
でも、これは伊万里に頼むしかない。
俺は教官であるが、専門は銃器になる。
それに、生まれながらに亜空間があったので、
教えるのが下手なのだ。
「伊万里に頼んでおくから、今は眠らせて」
「傍に居てもいいですか?貴方は不安定に見える。
空間に対しては儚く、存在は大きい」
近くにいたら、眠れない。
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