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「俺はゲートキーパーなの。
儚いのではなくて、空間にとっては半分の存在。
常に、半分しか存在を空間に置いていないので、
残りの半分と繋がっているゲートを使用できる」
こんな説明はした事がなかった。
ゲートキーパーにもタイプが色々あったと聞くが、
俺は、半分のタイプであった。
それは親父も同じで、どこか儚い。
「そうなの?半分はどの空間にあるの?」
時季が驚いてどうする。
「どこの空間とかはないよ、例えるとそうだということ。
俺が今、半分に見えるか?」
存在が希薄であるので、
俺は亜空間をこちら側に繋ぎ止める必要がある。
亜空間を分け与えると、それだけ、繋ぎ止めた事になっていた。
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