第一章 仕事探しは前途多難

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 これでは、戦争をしに来たと勘違いされても仕方がない。 「兄さん。 俺は確かに、昔は兄さんを殺そうとしていたけど、今は違う」  大袈裟にジョンが嘆いていた。 「兄さんを、ジュノー家で引き取ろうと思ってきたよ!俺の養子にしたい! 本来はジュノーの跡取りは兄さんだろう、本来の形に戻すだけだよ」  どこの世界に、弟の養子になる兄がいるのだ。 怒った袈裟丸が、戦闘機を二台、ひっくり返していた。 「大和様は我々の頭領です!渡すわけがないでしょう!」  袈裟丸が、俺を大和様と様付けで呼ぶのは珍しい。
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