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これでは、戦争をしに来たと勘違いされても仕方がない。
「兄さん。
俺は確かに、昔は兄さんを殺そうとしていたけど、今は違う」
大袈裟にジョンが嘆いていた。
「兄さんを、ジュノー家で引き取ろうと思ってきたよ!俺の養子にしたい!
本来はジュノーの跡取りは兄さんだろう、本来の形に戻すだけだよ」
どこの世界に、弟の養子になる兄がいるのだ。
怒った袈裟丸が、戦闘機を二台、ひっくり返していた。
「大和様は我々の頭領です!渡すわけがないでしょう!」
袈裟丸が、俺を大和様と様付けで呼ぶのは珍しい。
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