第一章 仕事探しは前途多難

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「兄さん。俺は、毎日、兄さんを生で見ていたい」  それは誤りだろう。 「おかしいかな?と考えたけどね、 映像を見ていたら、全然おかしくなかった。 これは、生で見るものだってね」  生、生と連呼すると、どうも刺身にでもなった気分であった。 「俺は、自分の気持ちがすごく理解できたよ。 そうしたら、いてもたってもいられなくて、 武器を持って家を飛び出してきたよ」  ジョンが満足気に、頷いていた。 本音で言うと、こんな弟はいらない。 「火の屋と戦争?任してよ、兄さん……」  ある意味、ジョンは最強に怖い。
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