第2章 砂漠がいいか、ジャングルか

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 道幅一杯、空に続くまでに連なる、武器や兵器の数々、 それを睨むように時季と響紀が対峙していた。 これで、笑う者は鬼城を知らない。  鬼城のS級と呼ばれる人材は、一人でもこの大差とも呼べる状況でも、 負けるということがない。  ナイフ使いであり、接近戦のプロの響紀でも、一人でこの状況を覆すだろう。 「……ジョン、頼むから、ここでは何もするなよ」  見上げると戦闘機も飛んでいた。 ジョンも武器商人、鬼城を熟知している。  険しい表情をしていたジョンが、ふにゃりと笑う。 「兄さん!ならば、一緒に暮らそうよ」  通りの真ん中に、ジョンも来ていた。 集中攻撃もできる位置なのだが、 宇宙空間、戦闘機、他、 もろもろの兵器でジョンは見えない武装をしているのだ。 下手に攻撃したら、鬼城の星ごと消滅する。
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