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組には決まった形式はなく、
会社のような仕組みを持っていたり、チームにしていたりと、様々であった。
鬼城家本部は、江戸のような街並みの、中央に鎮座している城の中にあった。
鬼城家の創設者が、宇宙空間や機械ばかりの生活に疲れ、
帰って来るなら和風がいいと言ったのがきっかけとされるが、
つまりは全てが江戸風になっていた。
髪型は普通であるが、着物も多い。長屋のような住居もある。
俺、鬼城 大和(おにしろ やまと)は、
鬼城家と血縁関係はないが、鬼城の名前を持つ。
組を造る際に、鬼城の名前を持つ者が、
一人以上存在しなくてはならないという規定があり、
俺は鬼城の養子という立場になっていた。
元の名前は火の屋という。
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