第2章 砂漠がいいか、ジャングルか

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「そうだろ!持ち帰りたいだろ」 「おだまり!」  ジョンは、ジュリアンに頭を殴られていた。  見ると、時季と響紀も、ジョンに並んで正座させられていた。 「俺はエリン。長男。今大学生です。 将来の夢は、主に古典文学を続けたくて、教授になりたいです。 よろしく大和さん。 だから、俺は跡取りは大和さんという父に賛成」  次男は、トマスで機械の技術者志望、工学部の大学生であった。 三男はジョージアで大学生であるが、フットボールだけが全てだという。 「……ジョン。 かっこいい親父になって、息子の憧れになってよ」  子供は皆、母親を慕っていた。
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