第2章 砂漠がいいか、ジャングルか

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「そりゃあ、私と火の屋が大恋愛して造った子供だからね。 産まれた時から、殺し屋に狙われて育ったよ。 感と運と、実力がなかったら、とっくに死んでいただろうね」  ミコトが、嬉しそうに俺に飛びついていた。 「でも、俺、今、大和さんを殺せましたよ」  ミコトが、抱き付いてから妙に冷めた表情になった。 「やってみな」  ジュリアンが、笑っていた。 「え、え?銃もナイフもない……」  習慣で、近寄った銃とナイフを亜空間で保管していた。 一定距離が離れれば、ちゃんと銃とナイフ等、危険物は帰している。 取られたと気がつかいない人も多い。 ちなみに、鬼同丸のメンバーは、 自分の亜空間に最初から武器を保管しているので、安易に奪う事はできない。
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