第2章 砂漠がいいか、ジャングルか

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「交渉します!」  時季も響紀も、俺の母親だから従って正座していたのではない。 ジュリアンは、銃器も使うが戦闘機にものる。  かつて、 鬼城から出した大罪人の孝太郎と戦ったメンバーで、 度胸もいいが戦闘センスもすごい。 理由は多々あるが……単純に、ジュリアンは怖いのだ。 「よし。時季、頼む」  でも、ジュリアンの笑顔は花のようで嬉しい。 褒章のような気がする、笑顔であるのだ。 この笑顔のために、ジュリアンの側近は必死で働く。 「響紀。今度の仕事は、響紀がメインだ。 よろしく頼む」 「はい!」  響紀は、立ち上がるとジュリアンと握手をしていた。
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