第三章 本当の夜というもの

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「ちゃんと連れて行きますから、待機はいいです。 ゆっくり休んでください。 招集の前に、仕事の説明を行います。 その時は必ず参加し、納得してから参加してください」  響紀が、どこか真剣に説明していた。 いくら、能力があっても、仕事に向かない人物もいる。 仲間とうまくやっていけない者も、必ずでてくる。 新人は、これから壁がやってくる。 「では、大和。今は食事ね」  鬼同丸で食事をする理由は、和室で鍋をしたいからだ。 この山しかない景色もいい。 宇宙船のソニアにも和室は作ってみたが、景色はない。  それに、ここに居ると、 ひょっこり鬼同衆が帰ってくるような気になるのだ。
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