第三章 本当の夜というもの

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「本当、振られたうえに、見せつけられると辛い」  あんなに御卜は、俺に体を開いていなかった。 いつも、不安そうに小さかったような気がする。  そこで、ふと気付く。 山道を散歩のように歩いていたが、今、位置的に真横に居るのではないのか。
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