82人が本棚に入れています
本棚に追加
「中に入ろう。
ソニア、今度の仕事は長そうでさ。頼みたいこともある」
まず、亜空間を教えよう、そして、夜の営みは亜空間でしてもらおう。
鬼城の、亜空間の使用禁止を解かなければならないが、
そもそも、この鬼城から亜空間を取ったら何が残るというのだ。
亜空間の中の、本当の闇、本当の夜。
その静寂だけの世界に、二人の世界を築いて欲しい。
大広間に向かいながら、考え事をしていると、可能性に気が付いた。
亜空間の中ならば、同じく亜空間に捕えられている、
鬼同丸の仲間の所に行けるのではないのか。
俺と、孝太郎の力の差が歴然としているので、
亜空間を使うことを避けていた。
でも、できないことではないだろう。
最初のコメントを投稿しよう!