第一章 仕事探しは前途多難

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「ほかに、これ。お祭りの警備。 これ、ただの警備ですよね。交通費にもなりません」  警備ならば、警備会社に頼んだ方がいいだろう。 「それと、これ暗殺ですよね」  暗殺か、 俺は、暗殺部隊の出身であるので、引き受けてもいい、 紙を取ろうとすると袈裟丸に手を叩かれた。 「チームの成績を上げないと、仕事がまわってこないでしょう。 単独で仕事をしないでください」  叩かれた手を引っ込めると、赤く腫れていた。 ここまで、強く叩かなくてもいいのではないのか。  手と袈裟丸を見比べていると、 袈裟丸が気付いて、タオルを濡らしてくると冷やしてくれた。
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