第四章 静かな湖畔

15/27
前へ
/306ページ
次へ
「これ、代々、伴侶に渡すのよ…… 五羅が選んだのは、やはり大和だったのか」  伴侶?やはり? 「いや、俺」  鬼城は、同性の結婚はあっただろうか。気にしたことも無かった。 「会ったのですか?指輪、受け取ったのですか!」  響紀が俺の手を取ると、指輪を凝視していた。 「形見かと思った」
/306ページ

最初のコメントを投稿しよう!

82人が本棚に入れています
本棚に追加