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【終着駅は始発駅】
9月5日の朝5時50分頃に、私が乗っていました夜行バスは松山自動車道の三島川之江インターのバス停に到着したのでありました。
その後、私は県病院(三島医療センター)の近くにあります自宅に帰る男性客のお迎えの車に乗せていただきまして伊予三島の中心地へ行ったのでありました。
バス停を出発してから20分後に、私はローソンの近くにあります新居浜方面へ行くバス停のところで車を降りました後に、歩いて駅前商店街へ向かって歩いて行きました。
私は、JR伊予三島駅へ続く1本の坂道を登って歩いて行きました。
JR伊予三島駅の待合室に着いた私は、ショルダーバッグの中から四つ折りになっている9月4日付けの四国新聞を取り出しまして、社会面にあります三行広告を読んで見たのでありました。
よーくんへ…
9月5日の朝9時に、伊予三島駅の待合室で待っていてね…
ちえこ
ちえこは、本当に私のもとへ来てくれるのだろうか…
もし、ちえこが来なかったら…
どうすればいいのであろうか…
私の心中で、より強い不安が襲って来たのでありました。
時計のはりは、8時50分になりました。
「よーくん…ああ、よかった…よーくん無事でよかった…」
「ちえこ。」
「よーくん…9時半過ぎの特急に乗るから…番頭はん(竹宮さん)は高松駅で待っているわよ…」
「高松…」
「うん…チケットはアタシが持っているから一緒に行こう…」
ちえこは、私の手を引いて上りの岡山・高松方面行きのプラットホームへ行きました。
私とちえこは、9時34分発の特急いしづち10号に乗りまして高松駅へ向かったのでありました。
私は、MDウォークマンでMDに録音されている歌を聴いていたのでありました。
私は、小さい時に毎日楽しみに聴いていました南海放送ラジオの『想い出のリズム』を聴きながら、車窓から見える讃岐平野の秋に向かう風景をながめていたのでありました。
その時に、水樹奈々さんが中学校の時に歌っていました『つがざくら』がイヤホンから流れていたのでありました。
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