乳房星(たらちねぼし)2017

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その結果、私が入学する小学校が分かるまでは入学できないと言うことになってしまいましたので待たされることになったのでありました。 そこへ、事件が発生したのでありました。 実父の家で小さいときから預けられていました知人の家の娘さん・あずさ(当時24歳・人妻)のイトコの智太郎(当時15歳)が自衛隊の学校から脱走しましてあずさのもとへ帰ってきたことが原因でドカバキの大ゲンカになってしまった末にケーサツに逮捕されてしまった事件が発生したために、内子町にあります薬問屋の溝端屋さんへ緊急避難を余儀なくされたのでありました。 それから5ヶ月後に、私は守口さんの知人の家の知人を通じまして、カリフォルニア州の小さな町で暮らしているケントさん夫婦(弁護士さん)の家でホームステイをしまして、現地の小学校へお試しで入学をしたのでありました。 この時は、愛媛県内で受け入れが可能な小学校は見つからないと思っていたので、アメリカ式の教育の方がいいに決まっていると言うことで、アメリカのロースクールからハイスクールまでの方にしようと言う気持ちになっていました。 1年間のお試し期間の終わりが近づいていた頃に、私はアメリカのロースクールにしたいと思っていましたが、受け入れ可能な小学校が五十崎の方だったことが分かりましたので、帰国をしなければならなかったのでありました。 そんな時に実父が『今治のB小学校の校長に文句を言うて入学できるようにお願いをしたから帰っておいで…』と言って来ましたので、仕方なしに家に戻りましてB小学校へ通いましたが、家庭内の不和が原因でわずか3ヶ月しか持たなかったので、再び溝端屋さんへ緊急避難を余儀なくされたのでありました。 この時、智太郎が家の中であずさのダンナで私のイトコのけんいちろう(29歳・公務員)と大ゲンカを起こす上に職を転々とすることばかりを繰り返すなど…深刻な家庭の問題が多発してばかりいたのでありましたので、実父の家で暮らして行くことが出来なくなってしまったのと同時に実の家族と帰る家を喪した(なくした)のでありました。 この時私は、五十崎の小学校に在籍したままになっていた上に1年生と2年生の単位が終わっていなかったので、学校から与えられたプリントで学習をしまして、1年生と2年生の単位を取得したのでありました。
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