彼女

喪失

2003年10月3日
彼女の名は、凪（なぎ）。
佐々木　凪。
お誕生日おめでとう。

2003年10月4日
日記帳を旦那に見られた。
「お前には書けないよ」
と笑われる。
「そうね」と言ったけど気が向いた時に書く用だから良いのよ～

2003年10月5日
日記帳をおばあちゃんに見られた。
「血の道がたつから、今はやめなさい。」
といわれ、ＴＶのリモコンも取られた。
おばあちゃんが帰った後、探すも見つからず
返せ！

2003年10月6日
凪がヒサロに入った。
黄疸がでているらしい。寂しいよ。
早く帰っておいで。そして暇。

2003年10月7日
市役所で出生届出したよと旦那から言われた。
これで凪も正式に佐々木　凪だね。
でも黄疸の様子がよくないらしく退院が1日伸びるらしい。

2003年10月8日
脱！ヒサロ！！
凪おかえり。
ビバ！！母子同室。
お母さんは寂しくて退屈でつまんなかったよ。
凪は少しだけ日焼けしていた。女子なのにパンダ焼けだよ・・・

2003年10月9日
退院にチャイルドシートがいるらしい。
旦那は明日は仕事でこれぬらしい。
死んでしまえ。
お父さんにチャイルドシートいるらしいよと呑気に言うと、凪の手を握って任せとけと言っていた。
凪よすでに貢くんＧＥＴ。
目指せ魔性の女。

2003年10月10日
祝退院。
今日からしばらく実家暮らしだよ。
凪ちゃんよろしく。