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花音のありがたい申し出で
わたしも恭司君の車に乗せてもらい病院に向かった。
迎えに来てもらわないと
花音も病院の場所を聞いてなかったようで
あたし一人では
何処に行けばいいのかわからなかったからありがたかった。
病院に着けば、既に遼臥君は亡くなっていた。
ミーを見れば憔悴しきっている。
そのミーにそっと寄り添うにしている皇の姿に
遣り切れない気持ちが湧いて来る。
遼臥君には、訳があって身内がいないと言う事だったから
皇達が遼臥君の葬儀を挙げた。
でも、その前に遼臥君の事故に不審点が見つかり
警察が調べる事も決まった。
花音にチラッと聞いた
ミーの父親の乗っ取られた会社のだれかが
遼臥君を殺した可能性が出て来たと恭司君に教えてもらった。
皇達が、そんな危ない会社にいた事に驚きを隠せない。
それでも、皇はその会社を辞めないと言う。
恭司君も花音も心配して
「晶からも説得して。
遼臥君みたいな目にあって欲しくないでしょう?」
説得も何も、あたしの話しなんて聞きもしない。
おそらく、視界にも入っていないだろうな・・・・
皇の視界の中に入っているのは
ミーと
あとは誰かわからないけど、皇の想い人だけ・・・・・
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