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ヘンな共同生活も
ミーを中心とした毎日だった。
花音と恭司君は、キングベッドが設置してある部屋で一緒に寝て
あたしは和室を一人で使っていた。
皇は、何故か毎晩ミーと一緒のベッドで寝ている。
「晶は平気なの?
一応、南條君は晶の彼氏でしょう?
ミーと一緒に寝ててもヤキモチ妬かないんだね」
いつだったか、週末の休みの日に
花音と二人でミーの事を見ている時に聞かれた。
ミーは、昼間と言うか
用がない時は常に寝室に籠っているから
聞かれる心配はない。
「正直、良い気持ちはしないけど仕方ないじゃない。
今は、ミーは目が離せられない状況だし」
実際、ミーは本当に目が離せなかった。
少しでも隙を見付ければ、すぐに自殺を繰り返す。
だから、花音が昼間はミーを見張っている。
でも、寝室に籠ってくれれば
ずっとどこを見ているのか外ばかり見ているから大丈夫だった。
「そうだけどさ、まぁ何もないとは思うけど
わたしだったらって考えたらさっ」
恭司君も、昔はミーと一緒に寝ていたらしいけど
今は、皇にすべてお任せしている。
だから、どうしてもって時以外は
恭司君はミーと一緒には寝ていなかった。
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