南條皇と言う男は・・・・・

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「晶のいう事もわかるけどさ、 告白は、公演が終わってからの方が良くない?」 花音とあたしの真ん中で歩く真帆は わたしよりも少しだけ身長が低く でも、着ている洋服はブランドものばかりではないけど 高いモノを着ているのがよくわかる。 実家は名古屋で、かなりの資産家のようだ。 「なんで?」 「だって、もし断られたらどうするの? そのまま、気まずい思いをしながら 公演まで過ごさなくちゃならないんだよ」 「そっか・・・・・・」 真帆のいう事もわかったけど わたしは、実際断られるとは思ってはいなかった。 わたしから告白したんだから 絶対、南條君は受けてくれると読んでいた。 だけど、わたしは成功したとしても 真帆も花音も断られた場合 公演に出ないって言われたら・・・困るな・・・・ そう思って、わたしは真帆の提案を飲んだ。 3人でそれぞれ告白をするのは 公演が終わった後と言う事が決まった。
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