黒いロープ

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この不殺生国は、莫大な富を築いた死の商人『タナカ』が建国した国である。 目的は、人間を穏やかに絶滅させること。 不殺生国では、穀物や果実、ミルクなどの食料品が無料で配布され、国民は飢える心配をする必要はない。 食器類は食後にすべて回収され、フォーク一つ人間が所有することはなかった。 仕事もなく、娯楽施設もなく、お金は存在しない。
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