6人が本棚に入れています
本棚に追加
「昔のことと言えば思い出したんだけどさー。
あんたにちょくちょくお金を貸してあげて、あれまだ返して貰ってなかったよね?覚えてる?」
「お…覚えてねーよ!ってか、そんな昔のこと、もう時効だろ!」
「ざーんねーん。
借金の返済に時効なんて無いんだよね。むしろ長い年月分の利息も付けてちゃーんと返してもらわないと」
「今更すぎるだろ…っうぐ!」
とも姉は俺の首に深く腕を入れてきて、ヘッドロックが決まりかかっていた。
「ギブ!ギブギブ!」
とも姉は腕の力を少しだけ緩めてくれたが、そのまま裏口から店内へと俺を連行していった。
最初のコメントを投稿しよう!