第1章

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1日1本吸えたらいいくらいだったし、妊娠したかもと思った時から禁煙をしていた。 この際だ、タバコは卒業しよう。 やめたら、体にいいのはもちろん、タバコ代を新しい家族の分に使える。 色々考えがまとまったと同時に、これからのことに気持ちが前向きになっていた。 「とりあえず、主人に連絡してカフェインレスのコーヒーを買おう」 公園を歩きながら、鞄から携帯を取り出して彼に電話をかける。 「もしもし、新しい家族ができたよ」
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