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俺の名前は、シェリー・スノー。
気軽にシェリーって呼んでくれ。
シェリーだぞ、いいな?
おいこら、言っておくけど、俺は男だからな。
女っぽい名前だって、小さい頃は近所の悪ガキ共にからかわれてた過去も確かにあるけども!!
男ですから。マジで。
まぁ、中性的な容姿の問題もあるから、全部が全部彼奴らが悪いって訳でもないけど。
それはまぁ置いといて。
ここで自慢しておきたいのは、俺の街の話。
俺の街は古くから都として栄えていて、魔法が生きた街だった。
魔法って言っても、念力とか空中浮遊とか、一種の超能力みたいなもんだけど。
3万を超える住人たちの内、選ばれたものたち。
能力者たちを、俺たちは魔法師と呼ぶ。
魔法師は満14歳で、なんらかの能力を開花し、修行の末魔法師となれる。
街はそういった能力を操る魔法師たちによって、治安が守られているんだ。
そして、俺もまた、その魔法師の一人。
それも、“紅月の皇帝”の生まれ変わりとして、生れたのが俺だったんだ。
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