運命は突然に……

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「相手の国の王子様が姉さんにお礼を言いたいって政府に言ってるみたいっすよ……」 「あんた、ハッキングしたの?てか、王子が………?」 凛は大きな目をパチクリさせた なんだって王子が出てくるんだ……… 「今回の一件で捕まえられた大富豪さん、色々なことやらかしてたみたいっすよ……でも大富豪なんで捕まえるに捕まえられない……そこで困っていた時に姉さんがバーーーンと事件を解決し、大富豪を捕まえちゃった……おかげで助かった!!!とか言ってるみたいっすよ」 確かに大富豪ともあれば捕まえるのは困難だろう それにしては大袈裟すぎないか………? 「大富豪さん人身売買してたみたいっすよ」 「国を挙げて捕まえたかった……そんな理由な気がしてたわ。にしても人身売買ってアラブではそんな事まだしてたのね、」 “安斎 凛さん、安斎 凛さん、至急大友教授室まで” 「…………姉さん、姉さん、なんか、やらかしたんすか???」 「…………バカ言わないで、あり過ぎて今どれか考えてるの………」 「まじっすか、とりあえず早く行った方がいいっすよ、いってらっさい」 「覚えてろよ、おまえ」 凛は慌ててその場を後にした
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