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福田…大丈夫かな…
急いで靴を脱いだもんだから
下駄箱の段差で躓いた
「あぶねぇ…」
保健室が近くなってきた
誰の声もしない
「福田!」
廊下に響き渡る
あいつの名前を呼ぶ俺の声
「伊藤?!お前、練習中じゃないの?!」
「馬鹿だなw練習中だけど、お前の方が大事。」
ほんとは
こんな照れくさいこと
言いたくなかった
「いたっ…」
「どこが痛いの?」
「足首…」
「保健室…開いてたんだね…ここ、座りなよ」
「ありがとう…^^」
俺に微笑んだ
あいつの笑顔に
俺は顔が熱くなった
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