第1章

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先生とずっと話していたい私は、先生のLINEを聞いてみることにした。 「ね、先生! LINE教えてください!」 そう言って私は携帯を取り出す。 「授業中は携帯使っちゃだめだぞ。」 先生はいじわるっぽく注意してくる。先生に怒られるとなんだか嬉しくなってしまう。 私はなんとかお願いして先生からLINEを聞き出した。テンションが上がりすぎてどうかなってしまいそう。 先生のLINEを聞くことに成功した私は、ハイテンションなまま家に帰り着いた。 2階にある自分の部屋に入り込むなり携帯を取り出し、先生のLINEを探し出す。 「今日はLINE教えてくれてありがとうございます。あと、いつも勉強教えてくれてありがとうございます。」 私はにやにやしながら先生に感謝の気持ちを送った。 しばらくして先生からの返信が入る。 「どういたしまして。いつも勉強頑張ってるから、その調子で頑張るように。」 先生からの返信を見て、またにやにやしてしまう。もっと色んなことを話したい。 その後は先生の大学の話や私の高校での話をした。先生のことがまた少し分かった気がして嬉しかった。 先生が塾に来て1ヶ月。私の気持ちは先生のところへとどんどん惹かれていった。
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