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ユーイのマシンピストルは、ゲボトードに対して、有効なダメージを与えられないようだ!
『くそ!武器の相性が悪いみたいだな!こいつは何属性だ!?有効打はなんだ!? 』
すると、屋上にリオが駆けつける!
ミフネの<夜叉切丸>を持っていた!
『 ヨシュアさん!これ!』
『 おお!リオ!来たか!……これは……使いこなせるか?俺に!?』
コクコク
頷くリオ。
『リオ……俺が刀に支配されたら迷わず斬ってくれ! 』
『イェっさー! 』
リオは小太刀の呪符に手をかけた。
『おい……本気か(汗) 』
2人のやり取りを他所に、遠くでユーイが叫ぶ!
『 くるなーー!!きもーーーい!!』
西の塔に逃げ込むユーイ!
ゲボトードも後を追う!!
その身体には、牢獄の鍵がジャラジャラとぶら下がる。
ヨシュアは<夜叉切丸>を受け取るとゲボトードに向かっていく!
塔を駆け上がるユーイ。
すぐ後ろにはゲボトードが迫る!
狭い螺旋階段を登るゲボトードの、炎に包まれた身体は、壁に擦れて鎮火した。
最上階に来ると、牢獄が1つだけあった!
行き止まりの鉄の扉の前に来たユーイ!
ゲボトードが勢い余って突撃してきた!
『ひゃ! 』
ユーイが屈んで避けるとゲボトードは、ミフネの囚われた牢獄の分厚い鉄の扉に、ぶち当たる。
ガッシャーン!
『 あぶな!……何これ?鍵?』
そこへヨシュアとリオが駆けつける!
『ユーイ!無事か!? 』
『 ヨシュア!リオちゃん!』
『ちょ!そんな事より!姉御ぉ!!鍵!鍵ぃ! 』
鉄の扉にぶち当たり、一瞬気絶した、ゲボトード。
再び目を覚ました!
ユーイは慌てて鍵を奪い取る!
そこには……沢山の鍵!
E(east)
W(west)
S(south)
N(north)
と書かれた鍵もあった!
『 あわわあわわ!どれどれ?』
『 姉御!早く!』
『 ダブリュー(west)だ!ユーイ!!』
『 ハイ!これね!』
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