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ミフネを運ぶのは、看守達。
しかし様子が変だ。
それらは人間では無い。
動きは機械的、しかしパワーは圧倒的。
人工知能を得たアンドロイドだ!
看守の中のスパイを無くすため配置された。
デリンジャー将軍は、裏切り者が嫌いだ。
看守の全ては、ロイドと呼ばれるロボット達だ。
故に、看守を装い脱獄を手伝う工作員はおろか。
金で買収される者もいない。
まさに、
ここは、
人生の終着駅とでも言ったところか……。
ミフネは刀を奪われ、西の塔に幽閉された。
その刀は大業拵え特級……
[妖刀:夜叉切丸]
その刃は、紅く焼きつけされた[紅刃]だ。
鞘には[竜の鱗]と呼ばれる蛇皮が、
巻き付けて造られていた。
柄の目貫には[虎の目石]が施されていた。
刀は歴代戦利品鑑賞室に保管された。
妖刀とは……刀と共鳴し、
シンクロした者のみが使用可能となる。
相応しくない者は、
呪われ、その魂は死に、殺戮の限りを尽くす。
旅の途中、ミフネは盗賊に刀を奪われた。
後日発見し、奪い返したのだが、
その刀を持った盗賊頭が、
一つの村を焼き払い指名手配されていた。
[竜の鱗の刀をもつ男]……として。
刀を盗んだ犯人と、そのアジトを教えてくれたのは、
1人の少女だった。
忍者着を纏った[くの一]だ。
名前はカムイ・リオ。
利害一致で、盗賊のアジトに、忍び込み撃退。
少女はその後、姿を消した。
ロギアンヌ大陸は、
大きくわけて四つのエリアに分けられる。
その一つ[バビロニア]を管理下に収めるのが、
デリンジャー将軍であった。
殺人鬼捕獲と銘打って、
ミフネを捕らえたのだ。
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