675人が本棚に入れています
本棚に追加
私は自分の胸に手を当てて、自分が憎いと思う人を頭の中に思い浮かべた。
すると、私の頭の中に、一人の女性の顔がハッキリと思い浮かんだ。
その女性は、安西明美。
私が通う広瀬川高校で一番の美人だ。
私は、いつもチヤホヤされている明美が憎い。
私は、誰からも好かれる明美が憎い。
私は明美にこの世から消えて欲しい。
私と明美を比較したら、私がみじめになってしまうから……。
最初のコメントを投稿しよう!