痴漢

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ヒナは、さっきから自分の腰の部分に異変を感じていた。明らかに「突起物」が、左右に動いているのを感じていた。 なにより、後方からフンフンと鼻息が自分の後頭部に不愉快に放たれるのを感じていたのだ。 (なに?もしかして私、痴漢されてる?) 自分の腰の部分に、ゆっくりとした速度で左右に移動しているのを感じ取れたのだ。 (ちょ~待って。後ろにおる人、私の体触ってきてるんちゃうん……) ヒナは背後に立つ人物を振り向く事も出来ず、ただ勘ぐるしかなかった。 しかし、ヒナの勘ぐりは確信に変わった。後ろから人の手が、自分の股間へと伸びてきて、ピンポイントで下着の上からクリトリスをイジってきたのだ。 (あ……ちょ、待って……めっちゃ大胆に触ってきよるやん。  あん……あかん、感じてる場合ちゃう。なんとかせな!) 後頭部から、生暖かい鼻息が当たっているのが分かった。
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