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「はぁ・・・はぁ・・・」
「・・・」
フィフティーン・ドライブアームズに変身した悠姫は今、ソングに変身し、プロテクターを一つ外したカオリに苦戦し、片膝を着いていた。
(くっ・・・プロテクター一つを外しただけでここまでとは・・・)
「教えて。あなたはどうして『Xマジンラー』なんかに所属し、協力してるの?」
珍しく肩で息をしながらそう思う悠姫に対し、カオリは真剣な表情でそう尋ねる。
「ッ・・・あなたに答える必要はない。と言いたいところだけど、ボクをここまで追いつめたあなただ。その強さに敬意を賞して答えるよ・・・」
「・・・」
「ボクにはどうしても果たしたい目的がある・・・その目的を果たすためにこの組織に入った・・・」
「・・・その目的っていうのは?」
「・・・病気で死んだ、ボクにとって大切な人をこの世に甦らせること。そして、今のボクと同じ長命な種族に変えることだ・・・」
「!?」
「彼との時間を取り戻すためならボクは何だってする。今までも・・・これからも・・・っ!!」
悠姫の目的にカオリが驚愕の表情を浮かべるなか、悠姫はそう言いながら立ち上がり、ハンドル剣とドア銃を構えた。
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