アシュヴィン双神

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「シャスタ、場所知ってるの?」 「大体は。おおよその場所がインプットされてるんです。」 「そうなんだ。ねえ、その記憶容量ってどのくらい?」 「はは、科学者らしい質問ですね。容量は無限ですよ。」 無限と聞き、顔をしかめる。 「人間の脳に無限の記憶なんて……パンクしたらどうするの?」 「大丈夫ですよ。ほら、私達は神と女神になったんですから。」 「あ、そっか。じゃあ、記憶障害とかの心配はないのね。良かった……。」 記憶違いで描いた絵を思い出し、一人苦笑するシャスタ。 そんな会話をしながらアシュヴィン双神の家を目指して歩く。 「え、嘘、幻覚が見える、」 「幻覚?何が見えるんですか?」 「て……天馬?」 彼女の指差す方を見て、目を見開く。 「うわ、本当にいたんですね、」 アシュヴィン双神は天馬を操ると言われているが、まさか本当に天馬がいるとは思わなかった。 「あれって本物の天馬なの?」 「でしょうね。ここは天界ですから……。」 「さ、触ってもいいのかな?」 一応許可をもらってからにして下さいと、そわそわしているシルビアを落ち着かせた。 .
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