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「シルビア、今の自分の地位って分かりますか?人間としてのですが。」
「私の地位?FLAGの運営者で最高師範?」
「まあ、そうですね。経済的にはどうです?」
問われて首を傾げる。
経済的には裕福な方だが、何を言いたいのか分からない。
「資産家ですよね。政財界ではそれなりの地位にいるでしょう?」
「そうね。FLAGの関係で公の場に顔は出してなかったけど。」
ナイト財団もそうだが、マクファーソン家も資産家であり、政財界ではそれなりの地位にあった。
「人間界では私達は高地位と言えますよね。」
その地位があったからこそ、無茶な捜査も出来たし、不可能を可能にも出来た。
そして、元から高地位であった為、地位を気にしていなかったのだとシャスタは言う。
「元々高地位のシヴァが地位を気にしていないのと同じ理由ですよ。」
「でも、それと神としての地位がどう関係してくるの?」
「人間界と同じですよ。地位が高ければ不可能を可能に出来るでしょう?」
神の力でもっとたくさんの人を救える。
言わば、高い地位が人々を救う事に繋がるのだ。
そう理解したシルビアが、俄然やる気を出した。
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