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「良いんですか?私が創造の光を使っても……。」
「良いに決まってんだろ?俺の命が懸かってんだからよ。」
そんな理由でと苦笑するが、便利なのでありがたく貰っておく事にした。
「よし!やるか!」
準備万端、気合い満タンで両の頬を叩くシヴァ。
「あはっ、楽しみだわ!」
左手に右拳を打ち込むシルビア。
やる気みなぎる二人だが……
「ここでやるんですか?神々の戦いで人間界に影響が出たらマズいでしょ?」
「んじゃ、天界でやるか。行くぞシルビア。」
「仕方ないわね。早く行きましょ。」
そして姿を消す二人。
残されたシャスタが慌てて後を追う。
勝手に始めて手遅れになったら大変だ。
「良かった、まだ始めてなかったんですね。」
「ええ。見届け人がいなくちゃ意味ないでしょ?」
「万が一の保証もな。俺がやられるとは限んねぇし。」
確かに、破壊神相手にシルビアが勝つとは限らない。
そっちの心配を全くしていなかった事に苦笑した。
「シヴァ、どうもありがとう。シルビアに何かあったら遠慮なく使わせていただきます。」
俺にも使えと笑うシヴァ。
頷き、神器を用意して二人から距離を取った。
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