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「愛情にやられたってやつですね。女神に愛された者はその愛情を感じ取る事ができると言いますから、このコアラも愛されてクタクタになったんですよ。」
「え、そうなの？じゃあ、貴方も感じる？」
じーっとシャスタを見つめ、愛情を注ぐ。
「か、感じてますよ。というか、意識するともの凄い愛情を感じますね、」
「もしかして忍耐力が無くなってたりする？」
ニッと笑うシルビア。
言いたい事を理解したシャスタが頬を掻く。
「それなんですけどね……。シヴァが離れたら落ち着いたみたいなんですよ。」
「え、そうなの？あ、言われてみれば私もそうかも……。」
精力絶倫のシヴァとその神妃が離れ、以前の自分達に戻ったらしい。
と言っても、マクファーソン時代でもそうだったように、二人のラブラブさは変わらない。
「あれかな、昔の自分に戻った━━みたいな？」
「だと思いますよ。はは、思い返してみれば異常でしたよね。」
「うん。求め方が異常だった。それを喜んで受け入れてた私も異常だったわ。」
あの衝動は全てシヴァ夫妻のせいだったのだ。
本来の自分達に戻り、何だか気分がすっきりした。
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