「知らなかったのは君だよ」

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   寒空の下、アパートの階下までタバコを吸いに行き……電気の消された真っ暗な自室に戻ってきた俺……  そのときだった……いつものように俺の頭の中をよぎる邪念が、いつもとは異なり俺の邪心そのものに声をかけてきたのは……  防寒対策に着ていた黒いコートの、フードを被り……刃物を手にした、そのとき――  
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