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何故ならば、私の職場は「学童」。
正式な名称は、「放課後児童クラブ」。
下は五歳から(兄弟で預かる時もあるので)上は小学六年生までを預かる、「学童指導員」が、私の仕事である。
当然、子どもは元気である。 どんなに「おとなしい」と言われる子でも、大人に比べれば皆元気だ。
コーヒーを子どもの手に届くところ、例えばテーブルの上になど置いておこうならば、そのコーヒーは、たちまち倒れてしまうだろう。
ちなみに、私がパートで勤務するこの学童は、学校の校庭の隅っこにあり、経営者は「父母会」と言われる、子ども達の親だ。
給料は、それはもう、安い。
普通にスーパーのレジでもしていた方がいいんじゃないかと友人達に言われるほど、安い。
それなのに、私はこの仕事をずっと続けている。
最初のきっかけは、前の仕事―つまり、「学校の先生」というものを退職したので、転職活動をしていた時に見つけた求人だった。
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