雨とサボテンと君

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  もっと、もっと早く気付けば良かった。   君が、あの小さなサボテンみたいに儚いものだったんだって。               あの日。 不機嫌な空が吐き出す土砂降り雨の中。     君は、そんな天気すらも嘲笑うかのように、傘も持たないで玄関の扉から出て行った。    
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