雨とサボテンと君

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  こんなにも近くにいたのに、 わかってあげられなかった。   こんなにも長い間一緒にいたのに、 わかろうと努力しなかった。               君の声を最後に聞いたあの日から、サボテンに水をあげる人はいなくなった。       そして僕に残ったのは、 小さな小さなサボテンと、 日に日に薄れて行く君の笑顔だけ。            -end-  
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