COCKPIT12070122

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〈ミユキが言う〉 『私も、あっちに入ってみたいです』 〈ジャクソンが目をつぶって二秒程度沈黙した後、目を開ける〉 『分かった。ただし、気を付けて』 〈ミユキが跳び跳ねる〉 『やった!』 〈ヤノを振り返る〉 『いいよねお母さん!』 〈ヤノが穏やかな笑顔で頷く〉 〈ミユキがヤノに小瓶を返し、駆け出す〉 『やった! やった! うわぁぁ……!』 〈画面下部手前に消える〉 〈ジャクソンがミユキを目で追う〉 〈ヤノが立ち上がり、ジャクソンの隣に移動する〉 〈ジャクソンが話す〉 『娘さん大丈夫? 病状のことは聞いてるけど』 〈ヤノが画面下部手前を見ながら答える〉 『大丈夫っていうか、どうしようもないっていうか』 〈ジャクソンがヤノを見る〉 『と言うと』 〈ヤノが小瓶を胸ポケットに入れる〉 『打つ手なしです。だから退院できたんです』 〈ジャクソンが腕を組む〉 『無理させず、別の日にしてもいいんじゃないか』 〈ヤノがジャクソンを見て言う〉 『そんな時間はありません』 〈ジャクソンがヤノを見つめる〉 〈ヤノが画面下部手前に視線を戻す〉 『あの子はもう……いつ息ができなくなってもおかしくないので』
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